ぴょんぴょん行こう 第二章

人生最後のカレー

老健の厨房ではたらく私の勤務時間は、14時半~19時半。
最初に、朝礼ならぬ、「夕礼」をします。
今日は、女性の入所者さんが、おひとり、亡くなられたことを聞きました。
そのときは、お顔も知らないし、「そうか・・・・」と思っただけだったんですが。
心の中でご冥福をお祈りするくらいで。

その後、夕食をエレベーターで運んでいるとき、
看護師さんにお会いしました。
その看護師さんが、
「○○さん、亡くなったね。
 昨日、お昼のカレーライスを食べて、
 『すごく美味しかったぁ』って言ってらしたんだけどねぇ。」
と、教えてくれました。
そこで何だか、胸にずんときました。

カレーが美味しいと思えるほど、その時点ではお元気だったのに、
人の命は儚い。
でも、最後に、私たちがお出しした食事を、
美味しいと思って逝かれたんだと知らされて、
亡き方とのご縁に感謝するとともに、
人生最後のお食事になるかもしれない物をお出しするわが職務に、
もう一度身の引き締まる思いがしました。

(あ、カレーがお体を害したわけではありませんので、念のため)

今までやってきた仕事の中でも、
3本の指に入るくらい、大変ですが、
なんか、やっぱ、もう少し頑張ってみます(笑)







 
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サ・エ・ラ

Author:サ・エ・ラ
三重県在住の主婦、54歳です。ネコ・読書・旅行が大好き。最近は山歩きにもハマっています。

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